通夜・葬儀の表書きは「御霊前」「御香典」です。

★その中でも一般的なのが「御霊前」です。

これはほとんどの宗派で使ってもOKです。キリスト教などでも大丈夫です。

★御霊前が使えないのは「浄土真宗」と「曹洞宗」だけです。

浄土真宗では亡くなったらすぐお浄土に行くので、すぐ仏になるという考えなので、この世で霊体でいる期間がないので通夜・葬儀でも「御仏前」と書くのが正式です。

禅宗である曹洞宗にはお浄土という考え方がないので、極楽浄土に成仏される期間もないということで「御仏前」と書きます。

浄土真宗と曹洞宗以外の宗派は四十九日までは「御霊前」、四十九日の後にする法事では「御仏前」と表書きが変わる宗派がほとんどです。

ちなみに、御仏前でも御佛前でもどちらでもOKです。

ただ、通夜・葬儀でお参りに行く時はどんな宗派で通夜・葬儀を行うかは分からないものです。そういった場合は浄土真宗や曹洞宗でも「御霊前」の表書きで大丈夫です。

🔶 キリスト教の表書きは?

「御花料」(プロテスタント)、「御ミサ料」(カトリック)などです。「御霊前」でもOKです。

🔶 神式(神教)の場合は、

「御玉串料」「御榊料」「御神饌料」などと書きますが、「御霊前」でもOKです。